皆様こんにちは!『しゅん』です!
前回から下記日本経済新聞で紹介されている高利回り銘柄について、
このブログ独自の視点で安定性を検証してきました。
(第五弾はこちら!)
今回はその第六弾、8890 (株)レーサム です!
銘柄分析
事業内容
業種分類: 不動産業
オフィスやマンションなど収益不動産を組成・販売。香港ファンドがTOBで株式の過半取得。
(株)レーサム【8890.T】:企業情報(決算時期や平均年収、代表者名など) - Yahoo!ファイナンス
配当利回り
6/18時点での配当利回りは 6.04%!
基礎データと指標
さて今回も下記の指標で見ていきたいと思います。
・自己資本比率 50%以上
・有利子負債比率 70%以下
・売上高営業利益率 10%以上
・売上高経常利益率 10%以上
・売上高純利益率 10%以上
・配当性向50以下
・直近5年の当期純利益が増加傾向
そこでまずは自己資本などの基礎データから。
そして指標に照らし合わせると…?
若干有利子負債比率が高い気もしますが、前回も述べたように不動産業そのものが有利子負債比率が高くなりがちな業種なので、100%以下である点はむしろ素晴らしいと思います。
利益率も素晴らしいですね!
東京オリンピックや新築マンションの高騰の一方で木材・住設機器不足など怒涛の2021年に売上・利益ともにガクッと落ち込みましたが、翌年以降は持ち直し、売上も利益も年々伸ばしています。
今後も業績の成長が期待できます。
配当金も2023年3月期の1株55円から2024年3月期には1株175円と大幅増配。
それでも配当性向は20%から40%にしか増えていません。
2025年3月期も1株196円への増配が予定されており、高配当株銘柄として一定の地位を築く存在になるかもしれませんね。
不祥事
レーサムと言えば過去に創業者や元従業員による不祥事や相次ぎました。
2022年から2023年にかけてのTOB(公開買い付け)によってこれまで株を持ち続けていた創業者とも縁を切ることができましたが、その前後には従業員が外注費用の水増し発注&キックバックを受けていたという不正行為が発覚し、話題となりました。
現在は不正行為に関する再発防止策も策定し、業績も連続最高純益と、社会的信用を取り戻しています。
まとめ
ということで、
8890 レーサム は高配当株投資をする銘柄として条件を満たしていると言えます。
懸念事項としてはリーマンショックや東日本大震災、コロナ禍やウクライナ紛争と、
情勢の変化に若干業績が左右されやすいように見える点でしょうか。
それではまた次回、よろしくお願いいたします!
※もちろん最終的な投資判断は自己責任ですので、あくまで参考程度にお願いします!
※また本サイトは株価操縦を目的としたものではありません。