めざせ!配当金生活

家計の見直しとつみたて投資、国内株式について触れていきます

IRって何?どう読むの?

皆様こんにちは!『しゅん』です!

 

会社の業績を知るときにYahoo!ファイナンス四季報なんかをご覧になることが多いかと思います。

その一次情報源として各企業が発表する「IR」を読み解くスキルがあると得られる情報が増えるかもしれません。

 

今回はそんな「IR」とは何か、どう読むか、に触れたいと思います。

 

IRとは

IR(アイアール)とは Investor Relations の略で、企業が株主や投資家向けに経営状態や財務状況、業績の実績、今後の見通し等を広報するための活動を指します。

特に本記事では「決算短信」と「決算説明書」、「有価証券報告書」について取り上げます。

 

決算報告 | 投資家情報 | トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト

 

というのも、特に上場している株式会社は情報開示(disclosure)をすることで、いまor未来の株主たる投資家たちに対して自社の業績や将来性を報告/アピールしていますが、その主たる方法が「決算短信/決算説明書/有価証券報告書」だからです。

 

決算説明書

決算短信有価証券報告書は公開義務がありますが、決算説明会を実施するか&決算説明書を公開するかどうかは企業に委任されています。

一部企業では決算短信のみ公開し、別途説明会を開催しない企業もあります。

とはいえ多くの企業、特に様々な株主がいる大企業ではほぼ必須と言えるでしょう。

 

任意ということもあり、決算説明書のボリュームや記載内容からその会社の熱意を汲み取りやすくなっています。

多くの企業ではパワーポイントでおしゃれに作られていることが多く、初めての方でも非常に読みやすいかと思います。

企業がどこを見てほしいのか(どこを見てほしくないのか)がつかみやすく、「配当利回りが良いから気になったけど知らない企業だな」と思ったらとりあえず直近の決算説明書を見ることをオススメします。

 

決算短信

決算短信については東証によってフォーマットが指定されていて、各企業はそのフォーマット通りに数字を公開しています。

(日本基準、米国基準、IFRS基準、と選択肢はあります)

www.jpx.co.jp

 

シンプルで無機質なので読む気が起きづらいですが、読み方がわかれば全ての企業で全く同じ読み方ができ、比較もできるようになります。

 

大項目としては経営成績(各種利益)、財政状況(資産や資本)、配当状況、次期経営成績予想、財務諸表の5つです。

 

前期と比較してどれくらい成長しているのかを見取ったり、次回の配当金情報等を得ることができます。

四半期決算(1年を4等分して決算をする)なので1年に4回公開されますが、決算の時期によって公開月は異なります。

(3月決算企業の四半期決算は6月/9月/12月/3月。8月決算企業の四半期決算は11月/2月/5月/8月。各決算のおおよそ2か月後に決算短信を公開)

 

有価証券報告書

株式上場企業が年度ごとに内閣総理大臣に提出する報告書です。

過去数年の推移、利益と配当の関係等もわかりやすく、決算短信より読みやすいと思う人が多いかもしれません。

ただし様々な情報が載っているだけにかなりのボリュームです。

 

まとめ

上記以外にも様々な文書がIRとして公開されますが、とりあえず押さえておくべきは決算説明書と決算短信有価証券報告書の3つかなと思います。

観点はこれまでこのブログでもお伝えしてきたように「安定した業績を残しているか(これからも残せそうか)」ということを売上の成長率や利益率、キャッシュフロー、配当性向、直近の課題観と施策案に注目すると今後数年にかけての全体像をつかめるかなと思います。

 

少しでもお役に立てれば幸いです。

それではまた次回!