めざせ!配当金生活

家計の見直しとつみたて投資、国内株式について触れていきます

景気敏感?景気循環?

皆様こんにちは!『しゅん』です!

 

過去の記事で「景気敏感業種とディフェンシブ業種は分散すべき!」ということに触れました。

stockdiary.hatenablog.jp

 

 

今回はこの辺りを少し深掘りしていきます!

 

 

景気敏感株とディフェンシブ株

厳密に言えば会社ごとに異なる(同じ業界でも国内向け企業や海外主戦の企業等、複雑)のですが、

おおむねそのときの景気に左右されやすい業種(景気敏感/シクリカル)と、あまり左右されにくい業種(ディフェンシブ)に分けられるとされています。

 

さらにややこしいことに、どの業種がどっちなのか、というのは諸説あり、AさんというアナリストとBさんという経済学者とCさんという有名投資家でも解釈が異なる場合があります。

また同じ業界でも企業によって景気敏感な企業とディフェンシブな企業が存在している場合もあります。

 

ですのであくまで参考までに捉えていただきたいのですが、僕がポートフォリオを作るうえでざっくり決めた東証33業種分類表は下記となっています。

 

原材料を作る業種と、それを直接市民に提供する業種、あるいは景気が良くも悪くもインフラとして使わざるを得ない業種、がディフェンシブと言えるかと思いました。

 

 

景気循環(相場サイクル)

さて次に景気視点で業種を分類する方法です。

前提として、景気というのは良くなったり悪くなったりを繰り返しています。

ということは「いまから良くなる/悪くなる」という時期もあります。

この「いまから景気が良くなる、景気が良い、いまから景気が悪くなる、景気が悪い」の4ステージで、それぞれ良い影響を受ける業種を整理したものが下記となります。

 

①金融相場

不景気で企業の業績が悪化&株価が下がったとき、政府は景気対策日本銀行は金融緩和を実施します(政策金利を下げたり)。

金利が下がることで良い影響を受ける業種や、良い影響も悪い影響も受けにくいヘルスケア業種が人気となります。

 

②業績相場

金融緩和によって企業の業績が回復し、景気が良くなります。

景気敏感な業種が人気となります。

 

③逆金融相場

景気が良くなるとインフレ抑制&物価安定のため政策金利が元に戻ります。

金利の上昇影響を受けにくい業種や有利子負債の少ない企業が良い影響を受けます。

 

④逆業績相場

金利が元に戻ったことで企業の業績が悪化&株価が落ち込みます。

景気と業績の連動性が低い、いわゆるディフェンシブ業種や金融業種は安定した業績を残せます。

 

 

先ほどの景気敏感/ディフェンシブ業種の分類と似たような傾向にありますね!

(この分類も諸説あるので、調べてみてください!)

 

 

まとめ

ある少数の銘柄に偏るのもよくないですが、ある業種に偏るのもよくない、ということが見えてきますね。

逆に言えば、ある業種が苦境の時に他の業種は儲かっているかもしれません。

あるいは業界全体が苦境の時に多角的なビジネスをしている企業は一人勝ちをしているかもしれません。

分散ポートフォリオの有効性が叫ばれる理由ですね。徐々に分散していければ良いと思います。

(いま景気が良い企業の配当金は美味しいですし、数年後にはまた美味しい時期が来ますし)

 

 

少しでもお役に立てれば幸いです。

それではまた次回!