めざせ!配当金生活

家計の見直しとつみたて投資、国内株式について触れていきます

資産形成 第サン話(終) これまでとこれから

皆様こんにちは!『しゅん』です!

 

前回まで家計の見直しで得られた余剰金と貯蓄の余剰金から

つみたて投資と株式配当金で資産形成を目指そうとしていました。

stockdiary.hatenablog.jp

 

株式は国内株と外国株で迷いましたが、まずは数株から始めて徐々に買い増していけばそのうち優待を得られる銘柄もあること、全世界株(オールカントリー)、S&P500、先進国債権でつみたて投資をしているため、日常的な収入を増やすのは企業情報をある程度把握できている国内高配当株でよいかなと判断しました(ここは諸説あると思います!)。

 

さて国内高配当株を買うぞ!とはなったものの何から買ってよいのやら。

 

自分が大事にする観点で指標と基準を設定

ということでまずは指標を設定しました。

①今後10年、安定した経営ができそうかどうか

②無理せず「高」配当かどうか

③全体的に分散できているかどうか

 

 

今後10年、安定した経営ができそうかどうか

これは自分のサラリーマン生活の経験から、とりあえず下記を設定しました:

自己資本比率 50%以上

自己資本有利子負債比率 70%未満

売上高営業利益率 10%以上

売上高経常利益率 10%以上

・売上高純利益率 10%以上

自己資本利益率ROE) 10%以上

・直近5年の当期純利益が増加傾向

(もちろん業種の違い等によって必ずしも上記を満たしている=安定、

 満たしていない=不安定とは言えないことには注意です)

 

かいつまんで言えば、

『お金をあまり借りずに自分の体力で結果を出している企業』かどうか、です。

 

ですので、

何かあったときにお金が返せない!倒産!とか、

売上はあるけど利益はちょっとだ!規模縮小します!とか、

そういうことが起こりにくい企業かどうかを大事にしました。

 

とはいえリース会社のように、

最初に借金してでもモノを買って、みんなに貸し出して後から回収する、

という業種もあるのでそこは臨機応変にみていく必要があります。

 

 

無理せず「高」配当かどうか

そもそも「配当金」はどこから捻出されているのでしょうか。

売上高から原価が引かれ(売上総利益)、

そこから販売管理費が引かれ(営業利益)、

そこから営業外費用が引かれ(経常利益)、

そこから特別損失と税金が引かれ(当期純利益)、

その当期純利益のうちいくらかを配当金として株主に還元しています。

 

この当期純利益のうち配当金にいくら使ったのか、という割合が「配当性向」です。

100億円の純利益から10億円を配当金として株主に支払うと配当性向は10となります。

 

逆に100億の純利益に対して200億円の配当金の場合、配当性向は200となります。

(どこからそのお金を持ってきているのでしょうか…?)

 

ということで、

配当金が多い!配当性向も高い!という場合は「無理して高配当」の可能性…。

なので配当金と同時に配当性向もチェックの対象となりそうです。

分母の純利益が減ると配当性向は上がるので、

少し余裕を見て指標を配当性向50.0以下と設定しました。

 

また株価に対する配当金の割合を配当利回りといいます。

100円という同じ配当金を手に入れるために、

A社の株を手に入れるのに1000円、

B社の株を手に入れるのに10000円の場合、

A社の株の方がお得ですよね。

(この時の配当利回りはそれぞれA社10%, B社1%)

これも高配当株投資においては4.00%以上が目安、3.50%以上が目安、など諸説あります。

ざっと見る感じ4.00%以上の企業は結構無理している経営状況に見えることが多いため、僕は3.50%以上を目安としています。

 

 

全体的に分散できているかどうか

①②の条件をクリアした企業の株を買いまくった!

でもすべて海外で活躍する機械メーカーだった場合、現地が不景気になれば仕事がなくなり利益も減り、配当金も減るかもしれません。

 

1つの企業の株を何千も持つのもどうでしょう。不祥事起こさないといいですね。

 

日本には大きく33業種あり(東京証券取引所の分類)、

景気に左右されやすい業種(景気敏感株)と左右されにくい業種(ディフェンシブ株)があるといわれています。

(厳密にどの業種がどっち、というのは調べてもいろんな方が異なる分類をしていてわからなくなりますが…笑)

 

また景気が良くなる、悪くなるを繰り返すときに4つに分けて考えるやり方もあるようです。

(業績相場、逆業績相場、金融相場、逆金融相場)

 

こういう複数の視点で「バランスよく」いろんな企業の株を買えているかも大事かなと思います。

 

現在のポートフォリオを少しだけご紹介

ということで、上記①②③それぞれスコア化してみて「大丈夫そうだな」と思った株を中心に買いながら、「まぁ2~3年は大丈夫だろう」と配当金を優先した株もいくつか買いながら、バランスを見ています。

 

そして2024年6月現在の様子がこちら。

 

ディフェンシブ株に相当する企業の中で、①②の条件を満たす企業が少なく、どうしても景気敏感株業種に偏ってしまいました…。

ここをスタートとして、少しずつディフェンシブ株の割合を目標に近づけられたらな、と思います。

 

そして月平均5千円の目標は達成できたので、

次は夢の月平均3万円!(これの6倍か…笑)

それでも半年でこの状況なので、このペースを継続して買い増しができれば意外とすぐですかね?

がんばっていきましょう!