皆様こんにちは!『しゅん』です!
これまで高配当株投資の在り方や、ディフェンシブ業種の重要性について触れてきました。
そこで前回に引き続きディフェンシブ業種における高配当銘柄の業績を指標で見ていきたいと思います!
今回からは『金属製品(全91銘柄)』です。
この中で高配当銘柄と言えるのは 23社 です。
今回はそのうちの1社、5938 (株)LIXIL です!
銘柄分析
事業内容
業種分類:金属製品
住宅設備最大手。トステム、INAX等5社が統合。欧米に有力ブランド持つ海外事業テコ入れ。
(株)LIXIL【5938.T】:企業情報(決算時期や平均年収、代表者名など) - Yahoo!ファイナンス
配当利回り
7/4時点での配当利回りは 5.19% です!
基礎データと指標
さて今回も下記の指標で見ていきたいと思います。
・自己資本比率 50%以上
・有利子負債比率 70%以下
・売上高営業利益率 10%以上
・売上高経常利益率 10%以上
・売上高純利益率 10%以上
・配当性向50以下
・直近5年の当期純利益が増加傾向
そこでまずは自己資本などの基礎データから。
そして指標に照らし合わせると…?
おっと、純利益がマイナスですね。
しかし配当金は現状維持(90円/株)なので配当性向がとんでもないことになっています。
ここまで苦しんだ理由は決算説明資料等にも記載されていますが、国内外ともに持家・分譲の新築着工数が大きく減少したことが挙げられます。コロナ禍の郊外住宅需要が増えた一方、最近になって落ち着いてきたのかもしれません。
決算説明資料 | IR資料 | 株主・投資家向け情報 | 株式会社LIXIL
過去15年の売上高と純利益を見てみると、売上高は横ばいですが、純利益は何度もマイナスになっています。
(2010年、2016年、2019年、2024年)
5938 LIXIL | 会社業績 (irbank.net)
一方でこの期間一度も減配せず、むしろ増配傾向にあります。
(2013年:40円/株 → 2023年:90円/株)
もちろん配当性向も612%の年や2317%の年など、とんでもないことなっています。
まとめ
ということで、
5938 (株)LIXIL は高配当株投資をする銘柄として条件を満たしていないかもしれません。
特に懸念事項は波のある純利益、そして増配傾向にある配当金です。
これまで2年連続で純利益がマイナスになったことはありませんが、これだけ波があるとそのうち減配必須なことになりそうな気もします。
それではまた次回、よろしくお願いいたします!
※もちろん最終的な投資判断は自己責任ですので、あくまで参考程度にお願いします!
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